記憶の窓


8月16日土曜日 天気 晴れ 室温 計測出来ず

お昼の電車に乗って、片道小一時間のひとり旅。行き先は、伊那文化会館で行われている篠田優さんの写真展で、岡谷駅で飯田線に乗り換えて伊那市駅で下車する。伊那には母の実家があって、まだ小学生だった頃に一度だけ、母と小さい弟と私の三人で電車で伊那まで来た記憶がある。たしか駅前のビルの2階にあった喫茶店に入り、母がホットケーキを注文してくれた。母は結婚して私が一歳の時まで父の赴任先だった長野市で旧信濃美術館の近くに住んでいたので、篠田さんの解体される信濃美術館の写真を伊那市で見ることは、偶然だけど、古い記憶も体験として写真に加味された。アーティストトークで、長野市にあった建物の写真を伊那市で展示するという近くも遠くもない距離の曖昧さも何か良かったと篠田さんは話されていたので、この話を後で帰る際にでも伝えようと思っていたのに挨拶していたら言いそびれてしまった。以前お会いした時に県美から移り今は伊那で働いていると言っていた木内さんが学芸員で司会もされていてびっくり。どうりで素晴らしいキュレーションだと思ったら、そういう訳ですねと納得。来年2月にも伊那文化会館で面白そうな展示があるというので楽しみ。帰りは木内さんが伊那市駅まで車で送ってくださった。