店と人


3月20日春分の日 天気 晴れ 室温 計測出来ず

午前中にグレと電車に乗って松本へ。一昨年に続き2回目のH+Mの2人展を見せてもらう。Mは私たちの着物の会でいつも楽しく着付けを教えてくださる、クチネッタにし村のみどりちゃんで、過去に沖縄の読谷村で花織りという伝統的な機織りを学んだ経験から、レストランの仕事と並行してこつこつと帯を織っている。拝見した花織りの帯はレースのような繊細さとニットの柄編みのような素朴さの両方があり、技法によって幅広い表現ができるのだなぁと感心した。Hさんの草木染めによる機織りの着尺も、信頼の職人仕事が手について素晴らしく、どちらのお品も作り手の憧れが生地にひたひたと染みていて、会場であるguild Bekkanの2階だけ春の霞みが棚引く清らかな空気が流れていた。夜は辿り着いた甲府盆地で、おそらく30年ぶりくらいの六曜館。