彼女の爪


6月17日水曜日 天気 快晴 室温 計測出来ず

大学時代からの友人の誕生日で、朝イチお祝いのLINEをする。一週間違いのお互いの誕生日を、出会ってから毎年祝い続けているけど、今年は何回目になるのかよく数えなければパッと言えない歳にもなった。宝石のような時代に、鈍くも鮮やかにも光る時間をたくさん共有した彼女の言葉で、時々思い出す好きな台詞がある。「緑ちゃんの彼氏は、私にとって緑ちゃんの爪のような存在なんだよ。」生えているときは私の一部、切ってなくなればもう会うこともない。以来、私は自分の爪を見る時、彼女のことを思い出し、女の友情という感じを覚える。