豊作
11月6日水曜日 天気 曇り 室温 計測出来ず
実家の庭のサルナシの収穫。年増の母娘で剪定鋏を駆使して端からチョキチョキする。揺すると実がぽろぽろと落ちるので柵の向こう側へ落ちた枝や実をこまめに一粒一粒、拾い集める。縁側で母と他愛もない話をしながらサルナシの実と枝葉を掃除して、昔、田舎の家でおばあちゃんと乾かした豆と鞘の選別したことや、蜂の子をピンセットで巣からつまみ出したことなど思い出した。割と好きな作業。何でも手間をかけてやっていたよね、と母も懐かしい昔話をした。私達を池の中から見ていた鯉たちが集まってきたので、さすがにサルナシは食べないだろうと思って放ると、何でも食べるジャンプという名の銀鼠色の大きな鯉が、口に一旦吸い込んで、また吐き出していた。